午後の日本株は小動き、電力などディフェンシブ関連が堅調-海運安い

午後の東京株式相場は小動き。16 日の米国株が休場であるほか、売り買いとも決定的な手掛かり材料に欠 けるとして、積極的な売買が見送られている。JR東日本や東京電力、 NTTドコモなど景気動向に左右されにくいディフェンシブ関連株が堅 調を維持、保険株も高い。

半面、2008年10-12月期の国内総生産(GDP)の悪化などか ら、トヨタ自動車やクボタをはじめ、自動車や機械など景気敏感株が下 落。商船三井が6日続落となるなど、運賃市況が続落した海運株も安い。

BNPパリバ証券の平塚基巳ストラクチャード・ソリューション部 部長は、「GDPや米自動車業界など材料は出ているが、ポジティブな 面、ネガティブな面どちらも織り込んでいるようだ」と見ている。すべ て材料出尽くしと受け取られ、相場は反応薄であるとし、「このままで は東証1部売買代金は1月19日以来、1兆円を割り込むかもしれな い」(同氏)という。

午後1時32分時点の日経平均株価は前日比10円46銭(0.1%) 安の7768円94銭、TOPIXは6.18ポイント(0.8%)高の

770.77。東証1部の売買高は概算で10億7437万株。値上がり銘柄数 は1065、値下がり508。午後の東証業種別33指数の騰落状況は、値上 がり業種が22、値下がり11。

午後1時30分時点の売買代金は、概算で7014億円にとどまる。 1日立ち会いでの売買代金が9875億円と、1兆円を下回った1月19 日の同時刻(6745億円)を4%程度上回る低水準。

アイルランドのデフォルト観測も

取引開始前に発表された国内の2008年10-12月期GDPは、前 期比年率でマイナス12.7%だった。ブルームバーグの事前調査では同 マイナス11.6%が見込まれており、予想よりやや悪い内容だった。

一方、英紙タイムズは15日付で、アイルランドがデフォルト(債 務不履行)の可能性があると報じた。アイルランド国債のデフォルトに 備える保険の価格が1週間でおよそ3倍になり、金曜日には史上最高水 準に達したなどとしている。午後のユーロ・円相場は1ユーロ=116円 後半で、円が強含みとなっている。

24時間取引のGLOBEX(シカゴ先物取引システム)米S&P 500種指数先物は日本時間午後、基準価格比0.9%安で推移している。

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