昭和シェル:新美会長が退任へ、後任に香藤副会長-世代交代(2)

昭和シェル石油は16日、新美春之会 長(72)が3月27日付で退任し、名誉会長に就くと発表した。香藤繁常 副会長(61)が後任として昇格する。

新美氏は会長を14年、1998-2002年と05-06年にかけては社長も 兼任し、太陽電池生産事業やサウジアラビアの国営石油会社サウジアラ ムコからの出資受け入れなどを実現した。1985年の昭和石油とシェル石 油合併後の経営基盤を固めるのに中心的な役割を果たした。香藤氏は、 06年3月から副会長。

新美氏は都内で会見し、規制緩和を背景とした競争の激化や、石油 製品需要の減少など「変化のスピードは予想を上回っている」と指摘し、 「次の10-20年に向けた新機軸を打ち出すときだと考え、後任に道を譲 るべきだと思った」との退任理由を説明した。

さらに新美氏は、後任の香藤氏が今後の同社の経営に必要不可欠な 豊富な海外経験を持っているとともに、「製品の販売、石油精製、貿易な どをひと通り経験した今会社が求める適材だ」と強調した。

会見に同席した香藤氏は、石油精製・販売という中核事業のさらな る成長や新規事業の育成のほか、厳しい環境のもとで事業を推進できる 体制の構築という3点を今後の課題に挙げた。

特に太陽電池事業という同社にとっての第2の中核事業について、 香藤氏は「日本国内だけでなく海外でも成長は早い」とし、この分野で グローバルな事業を展開する意向を示した。

新美会長の退任については日本経済新聞が16日付朝刊で報じた。

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