経財相:輸出の猛烈な落ち込みで「戦後最大の経済危機」-GDP(2)

与謝野馨経済財政政策担当相は16 日午前、昨年10-12月期の国内総生産(GDP)統計発表後の記者会見 で、世界経済の急減速の直撃を受けて自動車などの「輸出の猛烈な落ち 込みがあった」ことを挙げ、「戦後最大の経済危機だ」との認識を示した。 早期の追加経済対策については明言を避け、まずは2008年度第2次補正 予算関連法案と09年度当初予算の早期成立と執行を目指す考えを強調 した。

与謝野経財相は同期の実質GDPが前期比年率12.7%減と過去2 番目の減少となったことについては「この数字を見て驚いてはいけない。 この数字はある程度予測された数字だ」と指摘し、「1-3月もその後も 連続して続いていくことを表しているわけでない」との見方を示した。 今後の日本経済の見通しについては「日本経済が単独で好調な経済に向 かうことはない」と述べ、「経済は国境がないので、世界の経済が回復す るのに足並みをそろえて、回復していくことが普通の姿だ」と述べた。

また、自民党内で追加経済対策を実施するための大規模な09年度補 正予算を編成する案が浮上していることについては「直ちに追加経済対 策という状況ではない」とし、09年度予算が成立するまで政府としては 正式に検討しない意向を示した。ただ「いろいろな可能性を探る。それ を口に出すかは別だ」とも語った。

一方、同相は米国をはじめとする世界の「過剰信用や過剰消費が正 常化する過程で、世界的な大調整は不可避だとの見方がある」とした上 で、日本もそうした「構造転換の痛みから逃れることはできない」と指 摘。その上で、「この難局を乗り越えるには、国民を挙げた協力と挑戦が 必要だ」と強調した。

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