【注目株】建設、アマノ、百貨店、電機、ダイドーD、エプソン(2)

17日の材料銘柄は以下の通り。

建設大手:17日付の日本経済新聞朝刊によると、政府・与党は追 加経済対策に向けた2009年度補正予算案の編成で、多年度にわたる公 共事業計画を09年度に集中実施する方向で検討に入った。光ファイバ ー網整備や公共施設の耐震化などが浮上している、と同紙は伝えこうし た領域に強いゼネコン、工事会社株価への好影響が見込まれる。

アマノ(6436):17日付の日経新聞朝刊によると、同社の2009 年3月期の連結営業利益は前期比50%減の50億円前後になりそう。従 来予想は63億円だった。主力の就業システムは、景気後退で国内中小 企業からの受注が落ち込んでいるといい、時間管理システムも企業の設 備投資先送りで販売が低迷している。

髙島屋(8233):1月度のグループ売上高は前年同月比11%減とな った。高島屋14店が同10.4%減と低迷したほか、国内百貨店子会社 18店が同10.2%減と振るわなかった。食料品は前年実績を若干上回っ た(高島屋同0.6%増、子会社0.5%増)が、衣料品や身の回り品が 10%を超えるマイナスとなり、足を引っ張った。

Jフロント リテイリング(3086):17日付の日経新聞朝刊による と、同社はセブン&アイ・ホールディングスとの間で、そごう心斎橋店 を370億円強で買収することで基本合意した。一方、2009年1月度の 連結売上高は前年同月比11.8%減だった。主力の百貨店事業が大丸、 松坂屋ともに落ち込んだ。ピーコックなどのスーパーマーケット事業も 同0.1%減と苦戦し、卸売業も低迷した。

アルゼ(6425):射幸性が厳しく抑制されたパチスロ業界の規制 強化の流れを受けて、遊技場の閉鎖・倒産が増加、アルゼのパチスロ出 荷台数も大きく減少した。販売台数予想の下方修正に伴って、同社は今 期(09年3月期)業績予想を減額修正。90億円の営業赤字転落を見込 んだ。前回予想は100億円の黒字、前期実績は161億円の黒字だった。

アビリット(6423):遊技場店舗の減少や消費低迷など向かい風は 強いが、パチンコ新機種の投入などで今期(09年12月期)は増収増益 を確保する見通し。本業のもうけを示す連結営業損益は3億8900万円 の黒字と、前期実績の17億円の赤字から大きく改善する計画だ。

電機大手:17日付の日経新聞朝刊によると、東芝(6502)が08 年末に中断していたCP(コマーシャルペーパー)発行を再開、2000 億円弱を確保したほか、日立製作所(6501)が1-2月に1000億円を 調達、三菱電機(6503)も08年末に期間6カ月のCPを発行した。

アルプス電気(6770):17日付の日経新聞朝刊によると、同社は 電子部品を生産する相馬工場(福島県相馬市)を閉鎖する。16日に従 業員代表組織である労働委員会に申し入れ、早ければ年内にも閉鎖、約 630人の同工場正社員を宮城県などにある事業所に配置転換するという。

日本エアーテック(6291):11年の地上デジタル放送への完全移 行を控え、薄型テレビ需要の拡大を想定。クリーンルーム需要の拡大や 太陽電池関連の設備投資需要などを見込み、今期(2009年12月期) の単体営業利益計画は前期比29%増の5億1000万円とした。

長府製作所(5946):潜熱回収型石油給湯器「エコフィール」や太 陽熱温水器「エコキュート」「エコウィル」などの拡販に努め、今期 (09年12月期)の連結営業利益が前期比0.9%増の22億5000万円 になると見込んだ。1株利益(EPS)予想は48円93銭。

ダイドードリンコ(2590):前期(2009年1月期)の連結営業利 益が前の期比44%減の26億円になったもようと発表。従来予想は21 億円だったため、5億円(24%)の上振れとなる。売上高は会社側の 目標値を下回ったが、経費などを圧縮した効果が出た。

リソー教育(4714):株主還元策の強化を図るため、今期(09年2 月期)期末配当を65円に変更すると発表した。従来予想は55円だっ た。これに伴い、年間配当予想は85円と、前回予想から10円増額。

ニフコ(7988):外国語FM放送を手掛けるエフエムインターウ ェーブをテレビ東京ブロードバンドに売却することに伴い、特別利益が 発生。今期(09年3月期)連結純利益予想を30億円から36億円に 20%増額した。

ガンホー・オンライン・エンターテイメント(3765):「北斗の拳オ ンライン」の拡大に加え、主力「ラグナロクオンライン」の携帯ゲーム 機向けタイトルも寄与、前期(08年12月期)の連結営業利益は約12 億円と、過去最高益を更新した。最終損益は2600万円の赤字となった が、継続企業の前提に重要な疑義を抱かせる状況は解消されたと発表。

パイロットコーポレーション(7846):想定外の円高で営業外収 支などが悪化、前期(08年12月期)の連結純利益は前の期比73%減 の11億円となった。世界景気の低迷は続くとみて今期(09年12月 期)は減収減益を予想、純利益は前期比81%減の2億円を見込む。

マクニカ(7631):エレクトロニクス産業の環境悪化を受けて、 集積回路や電子デバイスの需要も減退、今期(09年3月期)連結純利 益は前期比64%減の3億2000万円に落ち込む見通しとなった。前回 予想は18億7000万円だったため、83%の減額修正となる。

セイコーエプソン(6724):第3四半期累計(08年4-12月)決算 の発表予定日を2月25日に再度延期すると16日発表した。連結子会 社の過去数年間にわたる累計約30億円規模の不適切な経理処理が発見 され、監査法人によるレビューが終わっていないため。

ナカイ(9864):徳島市を本拠に医薬品や生活雑貨などの輸出入 事業を手掛けるアクサス(久岡卓司社長)が同社の子会社化を目的に株 式公開買い付け(TOB)を実施する。TOB価格は32円で、同社株 の大証2部での直近1カ月間の終値平均(24円)を33%上回る。

免疫生物研究所(4570):農林水産省から新規アルツハイマー病モ デルマウスの販売承認を取得した。従来のモデルマウスは米国で開発さ れたもので、老人斑(アルツハイマー型認知症の特徴的な病理学的所 見)が認められるまで12カ月以上の飼育が必要だったというが、同社 のマウスは2-4カ月で老人斑が認められるという。

星医療酸器(7634):発行済み株式総数の5.71%に相当する20万 株を上限に自社株買いを実施する。取得期間は今月17日から3月19 日までで、上限金額は3億6000万円。

日本電通(1931):発行済み株式総数の0.74%に相当する10万 株を上限に自社株買いを実施する。取得期間は今月17日から3月19 日までで、上限金額は3000万円。

新コスモス電機(6824):発行済み株式総数の0.24%に相当する3 万株を上限に自社株買いを実施する。取得期間は今月17日から3月24 日までで、上限金額は3300万円。

KDDI(9433):17日付の日経新聞朝刊は、同社が普通社債 (SB)400億円前後を近く発行する見通しと報じた。5年物と10年 物を発行する計画。ブルームバーグ・ニュースは9日付でSB5年債と 10年債の発行を計画中と報道、主幹事はみずほ証券と大和証券SMB Cと伝えていた。

小杉産業(8146):16日付で東京地裁に破産手続き開始を申し立 てた。7期連続の経常赤字という厳しい経営状態の中、再建を模索して きたが、スポンサー候補から支援の意向を表明してもらうことがかなわ ず、資金繰りのめどが立たなくなった。同社株の16日終値は7円。

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE