三井生命:山本常務が社長に昇格、経営再建へトップ交代-4月付(3)

三井生命保険は22日、西村博社長(66) の後任に山本幸央常務(55)が昇格するトップ人事を発表した。4月1日付。 4期・8年務めた西村社長は顧問に退く。若返りを図り、保険販売不振や証券化 商品投資の失敗などで悪化した経営を立て直す。連携強化に向け三井住友銀行 に加え、住友生命保険と三井住友海上火災保険からも役員を受け入れる方針。

同社は2004年4月の株式会社化後、上場計画を表明していたが、本業の ほか金融危機に伴う市場混乱で業績が低迷。西村氏は上場について、「この時 点でできていないのは忸怩(じくじ)たる思いだ」と述べた。一方、山本次期 社長は今後の経営課題として、リスク資産の圧縮、事業費削減による効率化、 リスク管理体制の再構築、販売力の強化などを挙げた。

2008年9月期(6カ月)の経常利益は126億円の赤字で、ソルベンシー・ マージン(保険金支払い余力)比率は国内生保44社中で43位の638%に低下。 財務基盤の強化を狙い、三井住友銀行や三井住友海上、住友生命からの出資で 昨年12月に600億円の資本増強を実施した。

●山本幸央(やまもと・ゆきてる)1977年東京理科大理工卒、三井生命保険入 社。04年執行役員、08年取締役。

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