香港の東亜銀行で取り付け騒ぎ-銀行側はうわさに反論、当局も擁護

香港では、約10年前のアジアの金融危機以 来で初めて、銀行の取り付け騒ぎが起きている。

香港の銀行3位である東亜銀行には24日、同行に預金口座を持つ数百人が 列を作った。同行は「悪意のあるうわさ」に激しく反論し、李国宝(デービッ ド・リー)会長も米国から香港に戻った。

香港当局は迅速に東亜銀行を擁護する姿勢を示し、同行も財務状況は「健 全で安定している」との声明文を出した。警察は同行の健全性を疑問視する携 帯電話のメールを調査していると説明した。

李会長はこの日遅く、香港の空港で記者団に対し、「うわさは根拠がない」 とし、「東亜銀行に問題はない」と強調した。

東亜銀行は営業時間を延長。同日の株価は前日比6.9%安で終了した。同 行は、破たんした米証券リーマン・ブラザーズ・ホールディングスや米政府の 管理下に入った保険大手アメリカン・インターナショナル・グループ(AIG) 関連の投資残高は資産全体の0.2%未満だと説明した。

香港金融管理局(HKMA、中央銀行に相当)の任志剛(ジョゼフ・ヤム) 総裁は、東亜銀行は「十分な資本」を備えており、香港の金融システムは「強 固だ」と強調した。

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