短期市場:翌日物は下げ渋りか、財政要因や税揚げ前-レポやや強含み

短期金融市場の無担保コール翌日物は下げ渋 りそうだ。月末決済の要因がはく落するものの、短期国債の発行や財政融資資金 の回収などから資金不足になるため。あすは国庫に税金を納める税揚げも控えて おり、レポ(現金担保付債券貸借)金利がやや強含んでいる。

8月29日の翌日物の加重平均金利は1.1ベーシスポイント上昇の0.516% と、7月31日(0.519%)以来の高水準。大手行が0.51%から一部0.52%まで 調達し、外銀は0.52-0.525%から0.53%まで金利を上げて調達した。1日受け 渡し分は0.515%程度、ユーロ(オフショア)円は0.50%程度だった。

1日は政府短期証券(FB)3カ月物の発行と財政融資資金の回収で財政等 要因は8000億円程度の資金不足。あすも税揚げで1兆円超の不足が見込まれ、 レポでは運用が慎重な一方で資金手当ての需要が強い。前週末の取引では1日や 2日の受け渡し分が0.55%前後から0.58%付近まで強含んだもよう。

2日と3日の税揚げを越えるまでは、翌日物は国内大手銀行の調達を中心に 底堅く推移することが予想される。為替スワップ取引による円転コストがやや上 がっており、外国銀行も一時期に比べると調達需要が回復しそうだ。一方、期日 が9月期末を越える無担保コール1カ月物は0.70%前後で横ばいが見込まれる。

調節見送りの予想-準備預金5.2兆円

午前9時20分の定例金融調節が見送られた場合、当座預金は前週末比6000 億円減の7兆7000億円程度、準備預金(除くゆうちょ銀)は1000億円減の5兆 2000億円程度になる見込み。市場では調節見送りを予想する声が多い。

準備預金の残り必要積立額(1日平均4兆5800億円)と積み終了先(29日 は3100億円)から推計した中立水準は4兆8000億-9000億円程度とみられる。