BIS:債券相場は景気減速見通しを反映して調整-四半期報告書

国際決済銀行(BIS)は31日に公表し た四半期報告書で各国の債券相場について、景気減速が政策金利の引き下げま たは据え置きにつながる可能性があるとの投資家の観測を反映して調整してい ると指摘した。

BISは報告書で、日米欧の10年国債利回りは8月22日までの3カ月間 で20-30ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)低下し、「成長期待の変 化」を反映しているとの見方を示した。

BISのアナリスト、インゴ・フェンダー、ジャコブ・ジンテルバーグ両 氏は、利回りの低下は「成長見通しの悪化とともに、短期的なインフレ見通し の改善を反映したものだった」と指摘。「金融市場が困難な状況にあるなか、 経済成長に対するリスクを軽減するため、主要国の中銀には通常より緩和的な 金融スタンスの維持が必要かもしれない」との認識を示した。

昨年始まった短期金融市場の混乱を受けて信用逼迫(ひっぱく)が続き、 主要国経済は悪化するとの観測が強いなか、各国中銀は景気てこ入れに取り組 んでいる。成長減速が個人消費や物価上昇を抑制するとの観測から、インフレ 期待は後退している。

-- Editor: Ralph Johnston, Andrew Reierson

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