中国:6月のギョーザ事件、工場関係者関与の可能性示唆-NHK(2)

NHKは30日昼、中国当局が6月に同国 で起きたギョーザ中毒事件に関し、製造元である天洋食品の工場関係者が個人 的な動機で毒物を混入した可能性が高いと、日本側に伝えていたと報じた。取 材源は明示していない。同社は、1月に日本で発生した食中毒事件の原因とさ れる冷凍ギョーザの製造元。NHKは、類似の事件が同じ企業の食品によるこ とから、未解決となっている日本での事件も解決に向けて大きく前進する可能 性が出てきたと伝えている。

日本では昨年末から今年1月にかけて、JT(日本たばこ産業)の子会社 ジェイティ(JT)フーズが中国河北省の天洋食品から輸入・販売した冷凍食 品のギョーザなどが原因とされる食中毒事件が、千葉、兵庫両県で計3件発生。 ギョーザからは、農薬に使われる有機リン系殺虫剤が検出された。6月には、 同様の食中毒事件が中国で発生した。

中国の公安当局は、殺虫剤の成分が包装の外側から内側にしみこんだとの 実験結果を基に、同国内での混入に否定的な見方を提示。日本の警察庁は独自 の実験に基づき中国側の見解を否定、双方の主張が対立していた。

JTの株価は、12月25日から2月1日までの1カ月余りで21.4%下落。 日清食品との冷凍食品事業の統合は2月6日、白紙撤回となった。