アジア株:上昇、米景気見通しの改善で-トヨタ自動車や任天堂が高い

29日のアジア株式市場では、MSCIアジ ア太平洋指数がここ4カ月で最大の上げとなった。自動車株やハイテク株が高い。 4-6月(第2四半期)の米実質GDP(国内総生産)が予想以上に上方修正さ れたことで、輸出関連企業の収益が改善するとの楽観的な見方が強まった。

トヨタ自動車は3.4%高。任天堂は今期(2009年3月期)の業績予想を上方 修正したことが好感され、8.4%上昇した。中国の宝山鋼鉄と中国銀行は、共に 2%を超える上げ。両社の決算がアナリスト予想を上回る利益となったことを受 けて買われた。

プラトプス・アセット・マネジメント(シドニー)で約18億ドル相当の資 産運用に携わるプラサド・パトカー氏は、「非常に厳しかった予想をよそに、米 経済は持ちこたえている」とした上で、「世界一の経済大国である米国でこうし た強さが示されるのは大きなプラスだ。脆弱(ぜいじゃく)なセンチメントの回 復を助けるほか、世界経済の下支えともなる」との見方を示した。

MSCIアジア太平洋指数は日本時間午後3時20分現在、前日比2.1%高 の125.03。このまま終了すれば、4月21日以降で最大の上げとなる。前週末比 では2.8%高。8月は5.5%安となっている。

日経平均株価は前日比304円62銭(2.4%)高の1万3072円87銭で終了し た。

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