サイゼリヤ株続伸、スパクスが買い増し-ギャル曽根完食で既存店好調

イタリア料理レストランを運営するサイ ゼリヤの株価が、一時前日比44円(4.2%)高の1090円と続伸した。同社株 を大量保有する資産運用会社のスパークス・アセット・マネジメントによる買 い増しが判明し、投資魅力が高い銘柄として市場で再認識された。また、7月 の既存店売上高が前年同月比9.5%高と好調なことや、優待券など株主還元に 対する積極的な姿勢を評価する声も聞かれる。

スパークスが28日、関東財務局に提出した変更報告書(大量保有報告 書)によると、同社は報告義務発生日の22日までにサイゼリヤ株を買い増し、 発行済み株式総数に対する割合を従来の7.1%から8.1%に引き上げた。保有 目的は「重要提案行為等に該当する行為を行う予定」とし、サイゼリヤの投資 に関して財務状況、株価、市場・業界の状況に応じて経営陣と建設的で友好的 な議論を行い、適切と判断する行動を取ることがあると説明している。

大和総研の清水文彦アナリストは、「スパークスは、サイゼリヤ株がファ ンダメンタルに対して売られ過ぎたので、買い増ししたのではないか。業績も 思っていたより順調な上、優待券など配当に目を付けた短期筋の動きもあっ た」と話していた。

サイゼリヤは8月31日現在の1000株以上保有の株主に対し、一律1万 2000円相当のお食事券(1000円券、12枚)および3割引券10枚を贈呈。所有 株式数500株以上1000株未満の株主に対しては3割引券を10枚、100株以上 500株未満の株主に対しては3割引券5枚を贈呈するなどの還元策を7月に発 表していた。同社株の過去3カ月のチャートを見ると、7月7日に873円の安 値を付け、今月20日には1099円まで26%戻した。

7月既存店、好天候とテレビ効果

サイゼリヤが1日に発表した7月の既存店売上高は、前年同期比9.5%増。 サイゼリヤ総務部長の柴田良平氏は、「今年の7月は天候も良かったこともあ り、既存店の客足が好調だった。テレビ放映でタレントのギャル曽根さんが、 当社の全メニューを召し上がったことなど、宣伝効果も上乗せされた」と説明 している。