訂正:米リーマン、保有不動産ローン関連資産を買い上げる会社設立も

米証券大手リーマン・ブラザーズ・ホール ディングスが、保有する不動産ローン関連資産の一部を買い上げる会社を海外 投資家の出資により設立する可能性がある。同社が多額の損失に直面している との懸念を払拭(ふっしょく)するのが狙いだという。事情に詳しい匿名の関 係者が明らかにした。

同関係者によると、この新会社への投資家は、商業用不動産に関連した同 資産の運用も行う可能性があるという。リーマンの商業用不動産ローン関連資 産は5月の時点で約400億ドル(約4兆3800億円)相当だった。

昨年、不動産ローン関連証券引き受けで最大手だったリーマンは、需要が 途絶え価格が急落したことから同資産の縮小に努めてきたが、80億ドルを超え る評価損と信用関連損失を計上した。先週、関係者が明らかにしたところによ れば、資産運用会社ブラックロックがリーマンの商業用不動産の一部の購入を 検討しているという。

40億ドルの資産を運用するホランドのマイケル・ホランド会長は、リーマ ンが「問題ある資産を売却することが同社に寄与することは疑いない」と指摘 した上で、「しかしそれもどの程度の助けになるかは分からない。今は困難な時 期にあり、すぐには好転が見込めないからだ」と語った。

リーマンの株価終値は前日比58セント(4.3%)高の14.03ドル。リーマ ンの広報担当、マーク・レーン氏は資産売却に関するコメントを控えた。

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