短期市場:翌日物は強含みか、月末決済と国債発行-準預5.3兆円に増加

短期金融市場の無担保コール翌日物は強含 みそうだ。月末の決済と国債の発行が重なり、資金手当ての需要が高まりやすい。 来週9月2日の税揚げを越えるまで調達需要は底堅いとみられる。一方、この日 の準備預金は5兆3000億円程度に小幅増加し、資金需給の余裕幅がやや広がる。

28日の翌日物の加重平均金利は0.4ベーシスポイント低下の0.505%。0.51 -0.515%で始まったが、大手行の調達が前日より落ち着いていたため、外銀の 調達も含めて0.50-0.505%で推移した。一方、29日受け渡し分は0.52%から 一部0.53%まで強含んだ。ユーロ(オフショア)円は0.50%程度だった。

29日は月末決済に20年債の発行が重なり、資金需給は1兆2000億円程度 の不足。日銀の潤沢な資金供給を受けてレポ(現金担保付債券貸借)は0.53% 程度まで低下したが、証券会社の資金手当てが残っている可能性もある。来週以 降の受け渡しのレポも、政府短期証券(FB)3カ月物の発行と税揚げの影響か ら0.54-0.55%程度で下げ渋りそうだ。

来週の税揚げ日を越えるまでは国内銀行の調達が底堅く推移しそうだ。もっ とも、銀行による準備預金の積み上げは平均ペースと比較した進ちょく率かい離 幅がプラス2.1と順調だ。今月末はレポ金利の上昇幅が前月までに比べて小さく、 足元の資金繰りには余裕もありそうだ。

一方、期日が9月決算期末を越える無担保コール1カ月物は、証券会社の調 達で0.70%の出合いが見られたが、取引はまだ活発化していないもようだ。

調節見送りの予想-準備預金5.3兆円

午前9時20分の定例金融調節が見送られた場合、当座預金は前日比7000億 円減の8兆3000億円程度、準備預金(除くゆうちょ銀)は2000億円増の5兆 3000億円程度になる見込み。市場では調節見送りを予想する声が多い。

準備預金の残り必要積立額(1日平均4兆6700億円)と積み終了先(28日 は1500億円)から推計した中立水準は4兆8000億円程度とみられる。