外国人は2週ぶり売り越し、個人中心に国内勢が下支え役に-8月3週

東京証券取引所が28日に発表した8月第 3週(18-22日)の投資部門別売買動向によると、東京、大阪、名古屋3市場 の1、2部合計で外国人投資家は2週ぶりに売り越した。売り越し額は1052 億円だった。一方、個人投資家は2週連続の買い越しで金額は954億円。個人 以外の国内投資家も総じて買い越しており、国内勢が株式相場の下落局面で買 い支えていたことを裏付けた。

第3週の日経平均株価は前週末比353円(2.7%)下げて1万2666円で終 えた。米GSE(政府支援機関)の経営不安が高まったことを受け、金融株が 売られたほか、世界経済の先行き不透明感を背景に輸出関連株も軟調な展開を 強いられた。

大和総研の土屋貴裕ストラテジストは、外国人の投資行動について「週前 半のGSE不安が高まった場面で、金融不安に敏感な北米投資家を中心に売り 圧力が強まった」と指摘している。一方、個人については、相場の方向に逆ら った取引をする個人特有の逆張り姿勢を示した格好だが、日経平均が心理的節 目となる1万3000円を割り込み、目先の自律反発期待が高まったことも買い を促したようだ。

その他の投資主体では、買い越しが事業法人(買い越し額343億円)、投 資信託(同228億円)、信託銀行(同184億円)、その他法人等(同90億 円)、都銀・地銀等(同37億円)など。事業法人に関しては、「3月決算期 企業が9月中間期末を控えて、例年8月中旬あたりから自社株買いを積極化さ せる季節要因があり、9月末にかけて継続的な買いを期待できる」(土屋氏) との声が聞かれた。一方、売り越したのは証券自己(売り越し額1017億円)、 生保・損保(同1億円)。

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