Dガレージ:3カ年で有利子負債半減-カカクコムの吸収合併は否定

インターネット関連企業を傘下に抱える 持ち株会社のデジタルガレージは28日、2011年6月期連結業績で売上高555 億円、営業利益76億円を目標に掲げた新中期経営計画を発表した。また有利 子負債の半減を目指す。28日に都内で会見した同社の林郁グループ最高経営責 任者(CEO)が明らかにした。

林CEOは、「有利子負債を現在の100億円から3カ年で50億円以下にす る。自己資本比率は12%から20%以上に引き上げる計画」と述べた。さらに 「世界経済が不透明で、積極経営を認められた時代から保守的な流れへの移行 をひしひしと感じる」として財務内容の健全化を経営指標の重点に定め、同時 にグループ事業を一段と拡大させる方針を示した。

同社の2008年6月期連結決算では、売上高396億円、営業損益は1億 7200万の赤字だった。

同社は27日に、電子商取向けのカード決済やソリューション事業などを 手掛けるイーコンテクストを10月27日付で吸収合併するなどグループ企業の 整理統合を発表。現在の17社から12社へと削減する。収益の柱であるソリュ ーション事業では、ネット企業向けのソリューション提案・システム開発から 決済までの一貫したサポート体制を構築する。会見に同席した、イーコンテク ストの牛久等社長は「価格競争ではなく、顧客からの要望に柔軟に応じ受注拡 大を狙う」とし、今後は攻めの営業で収益拡大を目指す方針を示した。

同社はイーコンテクストの株式44%を保有する大株主。イーコンテクスト は大阪証券取引所ヘラクレス市場での上場が10月21日付で廃止となる予定。

これに関連して林CEOは、デジタルガレージが同じく約4割の株式を保 有する価格比較サービス提供会社で1部上場企業のカカクコムについては、 「現時点では非常に事業がうまくいっており吸収や合併は考えていない」との 認識を示した。