仏クレディ・アグリコル4-6月:前年同期比94%減益-評価損響く

時価総額でフランス3位の銀行、クレディ・ アグリコルが28日発表した2008年4-6月(第2四半期)決算は、米国の金 融保証会社(モノライン)関連の評価損が響き、前年同期比94%減益となった。

発表資料によると、純利益は7600万ユーロと前年同期の12億9000万ユ ーロから減少。ブルームバーグ・ニュースがまとめたアナリスト予想の中央値(1 億5000万ユーロ)も下回った。

第2四半期にはモノラインの保証付き証券で6億9300万ユーロの評価損 を計上した。アナリストは評価損の総額を10億5000万ユーロと予想していた。 証券部門のカリヨンは3四半期連続の赤字だった。

MFグローバルのアナリスト、マムーン・タジ氏は決算発表前に、「カリヨ ン部門のリスクテークが全体の業績低迷の理由だ」とし、投資銀行事業の見直し がリスクテーク意欲と将来の収益力に影響するのは必至だと指摘した。

クレディ・アグリコルは今年3月までに、米サブプライム(信用力の低い個 人向け)住宅ローン危機に絡む評価損55億ユーロ(約8900億円)を計上し、 5月には証券部門のトップを更迭。7月には59億ユーロの増資を実施した。6 月末時点の中核的自己資本(Tier1)比率は8.9%だった。

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