米シティ:CFJが顧客を三洋信販に誘導-消費者金融の縮小加速(3)

米金融大手シティグループ傘下で撤退に 向けた作業を進めている消費者金融会社CFJが、新規顧客に対して同業のプ ロミス子会社の三洋信販との契約を勧める提携を開始したことが28日明らか になった。シティは事業の早期縮小を目指し、CFJの既存の貸出債権につい ても三洋信販を含めた他社に売却していく可能性がある。

複数の関係者によると、CFJが展開する「ディック」に新規に来店した 顧客について、26日から自動契約機上でオペレーターが三洋信販との契約を勧 めている。顧客が了承すれば、CFJによる事前審査などを経て三洋信販が本 審査に入る。9月下旬からは電話やインターネットでの新規受け付け分に加え、 既存顧客にも三洋信販との契約などを勧誘していく見通しだ。

サブプライム損失で巨額赤字に陥ったシティは6月に世界的リストラの一 環としてCFJが手掛ける日本の消費者金融事業からの撤退方針を発表した。 1年程度で32の全有人店舗と540の自動貸付契約機の閉鎖を進め、1350人の 早期退職も募集。事業縮小には、新規顧客への対応に加え、出金や入金を繰り 返す既存顧客の扱いもカギとなっていた。

東京に拠点を置くヘッジファンド、ウイングアセットマネジメントの羽賀 誠代表は、「生き残りを目指しスケールメリット追求するプロミスは貸出残高 を増やすことができ、一方のシティは撤退に向けて徐々に債権を減らすことも 可能になる」と指摘。今回の提携は双方にメリットがあると評価した。

三洋信販広報室の木戸研一氏は28日、ブルームバーグ・ニュースに対し てCFJとの間で「自動契約機での顧客の取り次ぎを始めたことは事実」と述 べた。シティ広報担当の吉次厚子氏も現在は試験的な実施段階にあることを認 めた。ただ、吉次氏はCFJの既存顧客の債権の譲渡や移管などについては現 在、協議していないとしている。

日本金融新聞などが公表した資料によると、2008年3月末のCFJの営業 貸付残高は約9500億円と、プロミス、アイフル、アコム、武富士、三菱UF Jニコスに次ぐ業界6位。1位のプロミスは傘下の三洋信販分を含め約1兆 8000億円。規制強化を受け同業界では再編が加速しているが、過払い利息の返 還請求問題で営業債権の譲渡については難航する場面も目立っている。

プロミス株の28日終値は前日比175円(7.5%)高の2505円。

-- Editor: Kazu Hirano, Takeshi Awaji

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