短期市場:翌日物0.51%付近、月末控え資金需要-金利先物は小幅続落

短期金融市場では、無担保コール翌日物が

0.51%付近で推移している。月末の決済を控えて資金需要が高まりやすいうえ、 準備預金が5兆1000億円程度に減少することで資金需給の余裕幅もやや狭まる。 一方、ユーロ円金利先物相場は、2年債入札を控えて小幅続落(金利は上昇)し ている。

翌日物は前日の加重平均0.509%に対して、外国銀行や証券の調達が0.51-

0.515%、国内銀行の調達は0.50-0.505%で推移している。前日は国内大手行 が0.51%で調達を始め、外銀は0.51%から0.52%まで金利を引き上げた。

日銀が午前9時20分の定例金融調節を見送り、当座預金は9000億円増の9 兆円程度になる。準備預金(除くゆうちょ銀)は1000億円減の5兆1000億円程 度で、残り必要積立額(1日平均4兆6800億円)と積み終了先(27日は1400 億円)から推計した中立水準は4兆8000億円程度とみられる。

月末決済は現金担保の需要が生じるうえ、国内銀は準備預金の積み需要も底 堅く、同残高が5兆円台前半に減少した今週は積み上げ額の大きい大手行から資 金確保が強まりやすい。ユーロ(オフショア)円が0.5%台に上昇して割安感が なくなったことも、外銀のコール調達を増やしているもようだ。

もっとも、月末受け渡しのレポ(現金担保付債券貸借)は0.55%前後と、 前月に比べて上昇が小幅にとどまっている。9月1日の受け渡し分も0.53-

0.54%で、市場は総じて落ち着いている。一方、この日から期日が9月期末を越 える無担保コール1カ月物は0.70%の調達希望となっている。

金利先物は小幅続落

ユーロ円金利先物相場は小幅続落。前日の米短期債相場は上昇したものの、 この日の2年債入札に対する警戒感からヘッジ売りが出やすい。景気懸念は強い が、日銀の利下げは期待しづらく、中短期債や金利先物には高値警戒感もある。 この日はタカ派とみられている須田美矢子日銀審議委員の講演も予定される。

中心限月2009年3月物は前日比0.015ポイント安い99.255(0.745%)で取 引を始め、99.255-99.260で推移している。2年スワップは1%前後と、前日 の0.97-0.995%のレンジを上回っている。スワップレートと交換されるLIB OR(ロンドン銀行間貸出金利)6カ月物は0.9525%。

2年債入札は表面利率(クーポン)が前回債より0.1ポイント低い0.7%に 引き下げられる見込み。金利水準に妙味が乏しい一方、景気懸念や金融市場の不 安定化を背景に、銀行から余剰資金を消化する需要を見込む声もある。

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE