ぴあ株が7連騰、協調融資を全額返済との報道-財務内容の改善を評価

チケット販売最大手のぴあの株価が7営業 日続伸。銀行からの協調融資(シンジケートローン)を全額返済したと一部で 報じられた。融資の財務制限条項に抵触して継続企業の前提(ゴーイング・コ ンサーン)に注記が付いていた原因がなくなることで、経営に対する安心感が 広がった。

株価は一時前日比40円(3.5%)高の1200円と、約2カ月ぶりの高値を記 録した。

28日付の日本経済新聞は、ぴあが東京都民銀行など3行からの協調融資計 7億円を全額返済したと伝えた。ぴあは5月29日、継続企業の前提に関する重 要な疑義が存在していることを有価証券報告書、08年3月期決算短信に注記す ることを決めたと発表していた。08年3月期は営業キャッシュフローがマイナ ス、純資産が前の期の75%を下回り、借入金の一部である協調融資契約にある 財務制限条項に抵触した。

リテラ・クレア証券の井原翼理事・情報部長は「ゴーイング・コンサーン によって投資家は同社に厳しい見方をしていたため、全額返済は評価できる」 と述べた。しかし赤字から脱却できていないため、「本業の収益が改善するか を見極めたい」(井原氏)とも語り、株価の上昇は限定的になるとの見方だ。

ぴあが11日に発表した第1四半期(4-6月)連結決算では、営業、経常、 純損益はすべて赤字を継続しており、依然収益力の向上が求められる状況。

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