短期市場:翌日物は強含みか、月末控え資金需要-準預は5.1兆円に減少

短期金融市場の無担保コール翌日物金利は 強含みそうだ。外国銀行の調達需要がやや増えているうえ、月末の決済をあすに 控えて資金需要が高まりやすい。この日は準備預金残高が5兆1000億円程度に 減少する見込みで、資金需給の余裕幅もやや狭まる。

27日の翌日物の加重平均金利は0.1ベーシスポイント上昇の0.509%。準備 預金5.2兆円のもと、大手行が0.51%で調達を進め、外銀は0.51%から0.52% まで調達金利を引き上げた。午後は0.51%から0.505%に落ち着いた。28日受 け渡し分は0.51-0.52%程度、ユーロ(オフショア)円は0.50%程度だった。

月末前日は銀行協会への現金担保の差し入れが必要になるうえ、国内銀行は 準備預金の積み上げ需要も底堅く、同残高が5兆円台前半に減少した今週は朝方 から大手行の資金確保が目立っている。海外のユーロ円が0.5%台に上昇して割 安感がなくなったことも、外銀の積極的な調達を増やしている。

もっとも、今月末に受け渡しされるレポ(現金担保付債券貸借)は0.55% 前後と上昇が小幅にとどまっているうえ、期日が月末や税揚げを越える無担保コ ール1週間物も0.54%程度と、前月に比べると落ち着いた展開との指摘もある。

また、この日から期日が9月期末を越える無担保コール1カ月物の取引水準 にも注目が集まっている。前日の無担保コール1カ月物は0.57%、2カ月物は

0.72-0.735%で取引された。

調節見送りの予想-準備預金5.1兆円

午前9時20分の定例金融調節が見送られた場合、当座預金は前日比9000億 円増の9兆円程度、準備預金(除くゆうちょ銀)は1000億円減の5兆1000億円 程度になる見込み。市場では調節見送りを予想する声が多い。

準備預金の残り必要積立額(1日平均4兆6800億円)と積み終了先(27日 は1400億円)から推計した中立水準は4兆8000億円程度とみられる。