ECB:再利上げも、インフレ見通し悪化なら-パパデモス副総裁ら

欧州中央銀行(ECB)のパパデモス副総 裁や政策委員会メンバーのウェーバー独連銀総裁は、ユーロ圏のインフレ見通 しが悪化すれば政策金利を一段と引き上げる必要性が生じるとの認識を示した。

ウェーバー総裁は26日、フランクフルトでのインタビューで、インフレリ スクが現実化すれば「金融政策姿勢を再検討せざるを得ない」と発言。また、 パパデモス副総裁は27日、ブエノスアイレスでの講演で、物価上昇と賃上げが 繰り返されるリスクがあり、それが実際に起きれば「一段と強い度合いの金融 引き締めが必要になる」と語った。

ユーロ圏経済は今年4-6月にマイナス成長に陥り、7-9月期に回復し ない可能性もあるなか、1999年のユーロ導入以来初のリセッション(景気後退) 入りリスクが高まっている。しかしパパデモス副総裁らは、政策金利を7月に

4.25%へ0.25ポイント引き上げたECBがインフレ抑制に引き続き注力してい る姿勢を示し、欧州債利回りとユーロ相場は上昇した。

ウェーバー総裁は「欧州で利下げを語るのは時期尚早だ」とし、「ユーロ圏 の中銀当局者にとってインフレは依然として第一の懸念事項だ」と強調。「成長 減速がそれだけで必ずインフレ低下をもたらすとは考えていない」と述べた。

パパデモス副総裁も、16年ぶり高水準にあるインフレを背景に労組が賃上 げを要求し、それを受けた企業が値上げに踏み切る事態を回避するため、EC Bは「必要な措置を実行する」と語った。

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