米ファニーとフレディの短期債、利回りは需要喚起に十分な水準

【記者:Jody Shenn】

8月27日(ブルームバーグ):米住宅金融大手のファニーメイ(連邦住宅抵当 金庫)とフレディマック(連邦住宅貸付抵当公社)が27日起債した短期債30億 ドルの利回りは、両社がなお政府支援を受けずに運転資金を調達できる能力があ ることを示唆する水準となった。

ブルームバーグのデータによると、短期債は指標となる金利に対する利回り 上乗せ幅(スプレッド)が今月に入ってからの起債よりも高かったが、1年前と 比べると低い水準にとどまっている。

UBSのアナリスト、ウィリアム・オドネル氏(ニューヨーク在勤)らはリ ポートで、ファニーメイとフレディマックが自らで資金を調達できない状況を 「示唆する」兆しがないかどうか、投資家は起債に注目してきていると指摘した。 この日の起債のスプレッドは、需要を引き付けるのに十分高いが、両社が早期に ポールソン米財務長官の支援を求めざるを得ないとの観測を後退させるのに十分 な低水準だった。

マネーマーケットファンド(MMF)の調査を手掛けるクレーン・データの ピーター・クレーン社長は「スプレッド上昇は、一部の買い手が市場を敬遠して いることを明確に示しているが、全般的にみてマネーファンドはファニーメイと フレディマック債の買いや保有を続けると考えられる」と指摘。「短期債は安全 だと受け止められている」と述べた。

ファニーメイが起債した3カ月物債券10億ドルの利回りは2.58%と、米国 債の利回りを約89ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)上回り、3カ月 物ロンドン銀行間取引金利(LIBOR)を23bp下回った。先週の起債では 米国債を76bp上回り、LIBORを31bp下回る水準だった。