中国人民元:続伸-ドルがアジア通貨に対しほぼ全面安、信用損失懸念

中国の外国為替取引で、人民元はドルに対 し続伸。信用市場損失が拡大するとの懸念を背景にドルは対ユーロで半年ぶり 高値から下落し、アジア通貨に対してもほぼ全面安となった。

27日は円を除くアジアの主要10通貨のうち9通貨がドルに対して上昇し た。今月は先に、同10通貨すべてが対ドルで下落していた。米連邦預金保険 公社(FDIC)は26日、第2四半期に「問題のある銀行リスト」に載った 金融機関の数が前期比30%増加し5年ぶり高水準に達したことを明らかに し、信用市場への懸念を高めた。

CFCシーモア(香港)の為替ストラテジスト、ダリウス・コワルチック氏 は「人民元はドルに対する上昇を再開するだろう」として、「ドル反発は行き 過ぎとみられ、調整が予想される」と述べた。

中国外国為替取引システム(CFETS)によると、人民元は上海時間午後 5時30分(日本時間同6時30分)現在、前日比0.1%高の1ドル=6.8380 元。今月に入ってからは0.1%安となっており、年初来の上昇率は6.8%に縮小 した。

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