大阪チタ:半導体シリコン増産で450億円投資、生産能力約3倍へ(2)

大阪チタニウムテクノロジーズは27日、半 導体材料である多結晶シリコンの生産能力を現在の約3倍に増やすため450億 円投じて新工場を建設すると発表した。世界的な半導体需要の拡大を見越し、 同社として過去最大の投資に踏み切る。

現在大阪チタニウムは本社の尼崎工場(兵庫県尼崎市)で年間1300トン多 結晶シリコンを生産、ことし10月までに生産能力を1400トンに引き上げつつ ある。今回、多結晶シリコンの顧客である半導体ウエハー大手のSUMCOか ら、7年間にわたり年2000トンの契約を獲得したため、岸和田製造所(大阪府 岸和田市)での増産を決めた。09年に着工し2011年の稼働を目指す。

同日都内で会見した大阪チタの橘昌彰社長によると、半導体需要の拡大に より世界の多結晶シリコン需要は2007年の2万3000トンから2011年には3万 トンに増える見通し。「太陽電池向けシリコンは供給過剰が懸念されているのに 対して製造の難しい半導体向けは新規参入がなく需給ひっ迫が続く」(橘社長) とみている。

多結晶シリコンの世界市場シェアで大阪チタは三菱マテリアルとならび4 位。最大手は米ヘムロックと日本のトクヤマ、独ワッカーの3社。

大阪チタニウムの株価終値は前日比110円(2.7%)高の4180円

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