FRB理事:資本基準の甘さと投機が金融危機招く-3月の理事会で

米連邦準備制度理事会(FRB)のある理 事が今年3月の理事会で、投機や銀行の最低資本基準の緩さが投資家の過度な リスクテイクにつながったと指摘していたことが明らかになった。

ブルームバーグが情報自由法(FIA)に基づき入手した議事録によれば、 この理事は3月27日の理事会で、「市場規律や資本規定ではリスクテイク行為 を効果的に抑え込むことができなかったように見える」と指摘。こうした発言 は、信用危機の悪影響が広がるなかで政策当局者や議会が金融関連規則を全面 的に見直そうとする気運を反映している。

議事録によると、当局者らは「金融システムのぜい弱さを正確に評価する 能力」など、中央銀行の課題について議論した。また、一部の金融機関がFR Bからの窓口貸出などで資金調達することから生じるリスクを抑える方法につ いて検討したという。

この理事会は、バーナンキFRB議長が経営危機のベアー・スターンズ救済 策として290億ドルの緊急融資に合意した翌週に行われた。会合には同議長や 4人の理事のほか、金融安定化タスクフォースのメンバーでもある46人以上の スタッフが参加した。