リサP株は乱高下、プリンシパル事業好調で融資行も増加-なお安値圏

不動産の運用・管理、企業再生ビジネスを 手がけるリサ・パートナーズの株価が乱高下。金融収縮が進み業界内で経営破た んが相次いでいるため、不動産関連株全般に手がけにくい状況。一方、同社の場 合、主力のプリンシパル事業をはじめとして各事業が順調に推移しており、銀行 の融資態度も良好。今期(2008年12月期)は計画通り大幅増益を達成するとの 見方が多く、年初来安値圏で売り買いが交錯している。

この日の高値は前日比5300円(5.1%)高の10万8800円、安値は6900円 (6.7%)安の9万6600円。株価は今年に入り、25万7000円から6万9600円 の間で推移している。

金融機関の貸し渋りで不動産投資信託(REIT)市場は低迷し、関連企業 の収益環境は厳しい。しかしリサPの場合、「銀行融資がつきやすい事業会社が 不動産を購入していることから、不動産の自己投資部門で売却が進んでいる」 (日興シティグループ証券の津田武寛アナリスト、26日付リポート)という。

リサPはコーポレート・ソリューションファンドで投資していた食品スーパ ー「ハローフーズ」のディスカウント部門を、ドン・キホーテに売却する契約を 結んだ。会社側は売却益などを明らかにしていないが、津田氏は「予定以上の利 益を確保したもよう」との見方を示す。同氏は、上期のエグジットが計画通りに 進んでいることから、会社側の今期連結営業利益計画162億円(前期比36% 増)は達成可能とし、投資判断の「1H(買い、高リスク)」を強調した。

なお、今上期末での借入金融機関は77行で、前期末の71行から増加した。 会社側では「金融機関が貸出先の選別を行っており、当社に対する融資に前向き の新規金融機関が増えた」(経営戦略部の樋口大輔氏)としている。