古河スカイ株が続伸、太陽電池普及で受注急拡大へ-業績上ぶれ期待

アルミニウム製品の製造・販売を手掛ける 古河スカイの株価が3日続伸。株価は一時、前日比24円(8.0%)高の323円ま で上昇し、2カ月ぶりの高値圏を回復した。太陽光パネル製造装置向け基板で 高い技術力を持つ同社は、受注急増を見込んで生産能力を増強しており、今後 の業績を押し上げていくとの期待が高まった。

技術的な進歩や政府の普及策を背景に、世界的に太陽電池の需要が急増し ている。このようななか、リーマン・ブラザーズ証券は25日付で太陽光パネル 製造装置に関するレポートを作成、関連銘柄として古河スカイを取り上げた。

担当のクリス・シュライバー、木内みはる両アナリストによると、古河ス カイは大型の薄膜太陽電池モジュールの製造装置に用いる大型基板で世界唯一 の独自技術を持っている。髪の毛のように細い亀裂(クラック)から劣化する ことのない大型基板を生産できるそうだ。

その古河スカイでは、太陽パネル製造装置向けの大型基板受注高が08年3 月期と比べ10年3月期に4.2倍まで拡大するとの見通しを立てている。受注急 増を背景にマシニング・センターの能力を増強中という。

今期業績は上振れの可能性

シュライバー氏らは今期業績上振れの可能性も示唆。古河スカイは5月22 日にアルミニウム加工費の10%引き上げを発表したものの、「値上げの影響は 業績に完全に織り込まれていない」(シュライバー氏ら)からだ。ブルームバ ーグデータによると、証券系アナリスト4人の連結営業利益の予想平均値は121 億7500万円で、会社計画(107億円)を14%上回る。

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