三井海洋開株が2カ月ぶり高値圏、ブラジル向け浮体式海洋設備を受注

三井海洋開発の株価が高い。一時は前日 比150円(4.2%)高の3690円を付け、今年6月26日以来、約2カ月ぶりの 高値水準に戻した。ブラジル国営石油開発会社ペトロブラス社から、浮体式海 洋設備(FPSO)1基を受注したことが26日明らかになった。受注総額が 推定1300億円との試算も出て、今後の収益貢献が期待された。

三井海洋開によると、今回のFPSOはリオデジャネイロ沖合300キロの トゥピ鉱区の開発に使われる予定で、2010年末の稼働を目指す。会社側は受注 額を公表していないが、三井海洋開の関連会社が同FPSOを保有し、ペトロ ブラスと15年のリース契約を結び運転・保守点検などを行う。

同社執行役員の小坂直正氏は26日の記者会見で、「トゥピ鉱区の開発に はさらに10基以上のFPSOが必要。追加の導入を働きかける」と述べた。

ゴールドマン・サックス証券の境田邦夫アナリストは、今回の受注総額が 1300億円に達すると試算、建造工事で約900億円、運転・保守などで400億- 500億円だとみている。境田氏は27日付の投資家向けメモで、今月上旬に受注 したガーナ案件に続き、大型FPSOを連続受注できたことを評価、「今回の 受注により08年12月期の受注高は前期比3倍の3800億円となったと推定さ れる」と指摘した。同証券による三井海洋開の目標株価は5100円で、投資判 断は「買い」。

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE