短期市場:翌日物0.51-0.515%、調達需要が底堅い-金利先物もみ合い

短期金融市場の無担保コール翌日物は0.51 -0.515%付近で推移している。為替スワップの円転コスト上昇から外国銀行の 調達増加が指摘されるうえ、大手銀行による準備預金の積み上げ需要もあり、全 般的に調達金利は底堅い。一方、ユーロ円金利先物相場は、あすの2年債入札を 控えてもみ合っている。

翌日物は前日の加重平均0.508%に対して、国内銀の調達が0.51%、外銀や 証券の調達は0.51-0.515%となっている。前日の海外ユーロ(オフショア)円 の翌日物は0.51%程度に強含んでいた。月末や税揚げ日をまたぐ無担保コール 1週間物は0.54%程度で推移している。

一方、月末29日に受け渡しされるレポ(現金担保付債券貸借)の翌日物は

0.56%程度と、通常より小幅上昇している。日銀は午前9時30分、国債買い現 先オペ8000億円(8月29日-9月16日)の資金供給を通知した。

午前9時20分の定例金融調節は見送られた。当座預金は3000億円増の8兆 1000億円程度になる見込み。準備預金(除くゆうちょ銀)は1000億円増の5兆 2000億円程度で、残り必要積立額(1日平均4兆7000億円)と積み終了先(26 日は1200億円)から推計した中立水準(4兆8000億円程度)を上回る。

需給の変化から為替スワップの円転コストが上昇し、海外ユーロ円も0.4% 台から0.5%台に上昇したことで割安感がなくなり、外銀はコールでの調達に回 帰しているとみられる。もっとも、ターム(期日)物では引き続き円転コストが 低いとみられ、金利全体への影響は限られそうだ。

金利先物もみ合い

ユーロ円金利先物相場はもみ合い。信用不安や景気懸念から日経平均株価が 続落するなか、債券先物や金利先物は相場に底堅さがあるものの、日銀の利下げ は期待しづらく、中短期債や金利先物は高値警戒感もある。あすの2年債入札に 備えたヘッジ売りが上値を押さえそうだ。

中心限月2009年3月物は前日と横ばいの99.280(0.720%)で取引を始め、

99.275-99.285で推移している。前週の高値99.320(0.680%)は買われすぎと の声が多い。期先限月に影響を与える2年スワップは0.97-0.98%と、前日の レンジ内で推移している。スワップレートと交換されるLIBOR(ロンドン銀 行間貸出金利)6カ月物は0.94625%。

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