短期市場:翌日物は底堅い展開か、外銀需要が増加-月末レポ小幅上昇

短期金融市場の無担保コール翌日物は0.50 -0.51%程度で底堅く推移しそうだ。足元の為替スワップの円転コスト上昇から 外国銀行の調達需要が増加し、資金需給によっては金利が強含みやすくなってい る。一方、月末越えのレポ(現金担保付債券貸借)は小幅上昇にとどまっている。

26日の翌日物の加重平均金利は0.6ベーシスポイント上昇の0.508%。準備 預金が5.1兆円に減少するなか、大手行が0.51%で調達し、外銀は0.515%まで 資金を確保。0.51-0.515%で取引され、0.505%では下げ渋った。27日受け渡 し分は0.51%程度、海外のユーロ(オフショア)円は0.51%程度に強含んだ。

海外市場で翌日物のユーロ円が0.4%台から0.5%台に上昇しており、需給 の変化から為替スワップの円転コストが上昇しているもよう。ユーロ円の割安感 がなくなり、外銀はコールでの調達に回帰しているとみられ、外銀各行の調達額 はやや増えているとの指摘が聞かれる。

もっとも、ターム(期日)物では引き続き円転コストが低いとみられ、金利 全体への影響は限られそうだ。月末29日に受け渡しされるレポは0.56-0.57% と、通常の0.53-0.54%をやや上回る程度で、前月末に比べて上昇幅は小さい。 1週間物のレポや無担保コールも0.54%程度と低位安定している。

調節見送りの予想-準備預金5.2兆円

午前9時20分の定例金融調節が見送られた場合、当座預金は前日比3000億 円増の8兆1000億円程度、準備預金(除くゆうちょ銀)は1000億円増の5兆 2000億円程度になる見込み。市場では調節見送りを予想する声が多い。

準備預金の残り必要積立額(1日平均4兆7000億円)と積み終了先(26日 は1200億円)から推計した中立水準は4兆8000億円程度とみられる。