ロシア:南オセチアとアブハジアの独立を承認-欧米各国は非難(2)

ロシア政府は26日、グルジアからの分離・ 独立を目指す南オセチア自治州とアブハジア自治共和国の独立を承認した。欧米 諸国との対立を深めるとともに、北大西洋条約機構(NATO)の拡大を阻害す る動きとなる。

メドベージェフ大統領は26日、滞在先のソチでテレビ出演し「ロシア連邦 が南オセチアとアブハジアの独立を認める布告に署名した」と発表し、諸外国に もロシアに倣うよう呼び掛けた。

欧州各国はロシアの行動を非難。英外務省は「断固」拒否するとの声明を発 表し、イタリアとフランスは遺憾の意を表明した。ウエストバンク(ヨルダン 川西岸地域)訪問中のライス米国務長官は、ロシアの決定は「遺憾だ」と述べ た。

グルジアは今月、南オセチアの奪還を目指して軍事行動を展開、これに対し てロシアが軍事介入した。今回のロシア単独での独立承認は、今年2月にロシ アの同盟国であるセルビアから独立を宣言したコソボを支持した欧米の行動を模 した形だ。ロシアはコソボ独立に強く反対していた。ブッシュ米大統領はグルジ アからの両地域の独立に反対している。

グルジアのロマイア国家安全保障会議書記は電話取材に対し、「ロシアは以 前から望んでいたことを合法にした」として、問題の「2地域はロシアに加わ ることになるだろう。これは間違いない」と述べた。

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