ドイツの大手民間銀行は「厳しい状況」、業績弱い状態続く-S&P

格付け会社スタンダード・アンド・プアー ズ(S&P)は26日、ドイツ銀行やコメルツ銀行、ドレスナー銀行などドイツ の大手民間銀行は2008年1-6月(上期)に利益が減少した後の現在も、なお 厳しい状況に直面していると指摘した。

S&Pの信用アナリスト、シュテファン・ベスト氏は26日公表したリポー トで、「業界の業績は7-12月(下期)に改善が見込まれるものの、当社の先 の予想には届かず、全般に弱い状態が続くだろう」との見方を示した。

S&Pはただ、ドイツの5大民間銀行はアリアンツ傘下のドレスナー銀を 除き、今から年末まで黒字を維持すると見積もっている。また、リスク引当金 は「09年に大幅に増加」するとみられるものの、過去1年にこれらの銀行が計 上した130億ユーロ(約2兆800億円)の評価損に比べ収益への影響は「穏や か」だろうとしている。