【個別銘柄】ヤマハ、森精機、三井造、地銀、NTT、Gウィル、久光

26日の日本株市場における主な材料銘柄 の動きは以下の通り。

ヤマハ(7951):終値は前日比3.2%高の1859円と続伸。証券専門紙、株 式新聞が26日、「同社が水面下でMBO(経営陣による自社株買収)を検討 している」と報じた。同社の広報部の二橋敏幸氏は26日朝、ブルームバー グ・ニュースの電話取材に応じ、MBOを検討していることはないと明言。 「過去にもよく取材をしないまま、『MBO実施の怪情報』と一部証券誌で報 じられたことがあった。このような記事に当社としても当惑している」という。

森精機製作所(6141):主力の大阪証券取引所で5%安の1461円と大幅 反落。野村証券金融経済研究所の斎藤克史アナリストは26日、投資家向けリ ポートで「工作機械メーカーの受注は、前年同期と比べた減少率が08年10- 12月期から09年1―3月期に最大になる」との見方を示した。受注減少を背 景に今期(2009年3月期)業績が下振れると警戒された。

三井造船(7003):4.3%安の221円と6営業日続落。一時5.2%安の219 円まで下げ、52週安値を更新。船価下落による造船分野の収益悪化が警戒され るうえ、鋼材価格の上昇や新興国における人件費負担の増加を背景にプラント 事業の先行き懸念も根強い。メリルリンチ日本証券では25日、投資判断を 「中立」から「アンダーパフォーム」に引き下げ、目標株価も従来の420円か ら190円に見直した。

地銀:ふくおかフィナンシャルグループ(8354)が4%安の405円など総 じて安い。HSBC証券は26日、与信コストが上昇する可能性などを指摘し、 ふくおか、千葉銀行(8331)、横浜銀行(8332)、スルガ銀行(8358)の投資 判断を引き下げた。

東洋紡(3101):3.8%安の179円。6.5%安の174円まで下落し、52週安 値を更新。事業構造改革を積極化させた結果、不採算事業の撤退などで予想以 上に関連損失が膨らむ可能性が高まった。本業での苦戦やたな卸資産の評価損 もあり、今期(2009年3月期)の連結純利益予想を前期比79%減の10億円 (従来予想100億円)へと減額した。

NTT(9432):2.3%安の51万9000円と3営業日ぶりに反落。午前10 時過ぎに格付け会社のフィッチがNTTと携帯子会社のNTTドコモを格下げ したのに呼応した。

フェローテック(6890):5.3%高の2060円と大幅続伸。太陽電池パネル の材料を製造する特殊装置やその部品の受注が増えている。今後も同領域で存 在感を発揮し、来期以降高い成長が期待できるとみた投資家の買いが継続した。

システムプロ(2317):10%高の4万6000円とストップ高。午後零時半 に第3四半期(07年11月―08年7月)業績の速報値を発表し、上げに転じて 急伸した。携帯電話向けの設計開発や品質検査業務で受注が伸びていることが 確認でき、業績拡大ピッチが速まっているとみられた。同社は携帯電話の組み 込みソフトの開発などに強みを持つ。

インデックス・ホールディングス(4835):1.5%高の1万3200円と続伸。 保有するタカラトミー(7867)の株式の一部を、タカラトミーの自己株式取得 に応じることで売却したと発表。所有株式数1330万7996株のうち、570万 1700株を売却した。タカラトミーとの総合的な業務・資本提携の内容に変更は ないとしている。

SBIホールディングス(8473):8.8%安の1万9620円と急落。一時 11%安の1万9140円まで下げ、52週安値を更新。9月中間配当をゼロ(前年 同期600円)にすると発表。これまで中間配当を実施していなかったSBI証 券を8月1日付で完全子会社化したことを契機に、配当政策を再考するという。

グッドウィル・グループ(4723):17%安の4420円と急落。東京証券取 引所が11月にも上場市場を現在の東証1部から2部へ指定替えする公算が大 きい、と26日付の日本経済新聞朝刊が伝えた。前期最終赤字などにより、指 定替え基準に接触するためとしている。指数連動型ファンドなどからの売り圧 力が高まると警戒された。

リンテック(7966):5.5%高の1799円。同社は半導体や液晶関連向け粘 着素材を手がける。コスモ証券は25日、投資判断を「中立プラス」から「ア ウトパフォーム」に引き上げた。担当の斎藤和嘉アナリストは投資家向けのメ モで「液晶関連や太陽電池関連の好調が足元でも続いており、会社の業績予想 の達成確度は高く、上振れが期待できる」と評価している。

旭ホームズ(1913):28%安の42円。45%安の32円まで下げ、52週安値 を更新。親会社のセボンが民事再生法の手続き開始を東京地方裁判所に申請し たと25日、ジャスダックへの届出文書で明らかにした。セボンの負債総額は 621億円。信用面や資金調達に影響が生じるとの見方から売りが殺到した。

常磐興産(9675):3.7%高の170円。今期(09年3月期)の連結純利益 予想を前期比79%増の13億6000万円(従来予想8億1000万円)に増額した。 観光事業への経営資源の集中やグループ再編により、子会社である常磐パッケ ージの全株式を高速(7504)へ譲渡することに伴い、譲渡益約7億円を特別利 益に計上するため。

カッシーナ・イクスシー(2777):16%安の4200円。08年6月中間期の 連結営業損益は1億8900万円の赤字と、初の赤字に転落した。大型オフィス ビル供給が端境期にあったほか、設備投資の減少や法改正の影響から家具需要 が減少したことが要因。

しまむら(8227):4.2%安の5990円。6.2%安の5860円まで下げ、約5 年4カ月ぶりの安値となった。景気悪化による個人消費低迷で消費者の生活防 衛意識が強まる中、ガソリン高で郊外店中心に客数が減少。8月の既存店売上 高も不振で、今期(09年2月期)業績の未達懸念が高まった。

ホシデン(6804):主力の大阪で0.8%安の1634円。三菱UFJ証券は 25日、投資判断を「アウトパフォーム」から「市場平均並み」に引き下げた。

久光製薬(4530):1.7%高の4700円。一時3.3%高の4770円まで上げ、 約1カ月半ぶりに上場来高値を更新した。経皮吸収型がん疼痛治療薬「HF T-290」の新薬承認申請が今年6月下旬に完了、提携先からロイヤルティーの 支払いを受ける見込み。今期(09年2月期)の業績増額修正を確実視する向き が一段と増え、買いが集まった。

CSKホールディングス(9737):4.2%安の1699円。モルガン・スタン レー証券は25日、目標株価を1980円から1710円に引き下げた。

日本アジア投資(8518):5%高の360円と続伸。タイのバンコック銀行 を割当先とした第三者割当による自社株の処分を決議。タイおよびアジア地域 における営業基盤や営業ネットワークの更なる強化が期待されるとしている。

新華ファイナンス・リミテッド(9399):16%安の2670円ストップ安 (値幅制限いっぱいの下落)。今期(08年12月期)の業績予想を下方修正。 連結経常赤字は18億5600万円と、従来予想の7億5800万円から拡大する見 通し。当初計画していなかった子会社2社の売却などが理由。

キング工業(7986):2.5%安の79円。08年6月中間期の連結純損益が 3300万円の赤字(従来予想は2000万円の黒字)になったもようと発表。原油 や鋼材など資源価格の高騰、書庫ロッカー事業およびデンタル事業の採算悪化 から、一転して赤字になりそうだとしている。