しまむら株が5年超ぶり安値、既存店不振で業績懸念-店舗立地も影響

婦人衣料の専門店チェーンを展開するしま むらの株価が前日比390円(6.2%)安の5860円と急落。約5年4カ月ぶりの安 値となった。景気悪化による個人消費低迷で消費者の生活防衛意識が強まる中、 ガソリン高で郊外店中心に客数が減少。8月の既存店売上も不振で、今期(2009 年2月期)業績の未達懸念が高まった。

会社側が25日に発表した8月度の既存店売上は、前年同月比6.8%減と2 カ月ぶりのマイナスに転じた。客単価は1.8%増だったものの、客数が4.5%減 と落ち込んだことが響いた。肌着などの実用商品が堅調だった半面、紳士・婦人 の夏物衣料はトレンド不在で低調だった。

東海東京調査センターの浅場美穂アナリストは、「既存店売上は思ったより 厳しい。郊外の路面店が多いことから、ガソリン高の影響で消費者が車での外出 を減らすなど生活防衛意識を高めている影響が大きいようだ」と指摘する。同社 は消費環境が悪い時にこれまで強みを発揮してきたが、ガソリン価格の高止まり が続くようなら、「立地条件を考えると、売り上げ不振は構造的な問題となりか ねない」(浅場氏)という。

8月度が固まったことで、上期(3-8月)の既存店売上は前年同期比

4.5%減となった。第1四半期の連結営業利益では前年同期比7.8%減の76億 2400万円となったが、会社側は今期の計画(前期比12%増の390億円)を変え ていない。浅場氏は、上期の既存店売上が会社計画(0.6%増)を下回る状況か ら、今期営業利益予想を前期比2.1%減の340億円と試算している。

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