カッシーナ株が売り気配、高級路線維持し家具販売低迷-初の中間赤字

高級家具の輸入販売を手掛けるカッシーナ・ イクスシー株はこの日も売り気配を切り下げる展開。高級イメージを守るため に従来の価格戦略を維持。その結果、個人向けはもとより法人向けの家具も低 迷している。25日公表の2008年6月中間決算が初の営業赤字となったため、改 めて売り注文が出ている。

午前9時50分現在の気配値は前日比11%安の4470円で、1230株の買い注 文に対し、売り注文は2630株。同社は20日に中間期と通期の業績予想の減額 修正を発表し、21日以降前日まで3営業日連続のストップ安(制限値幅いっぱ いの下げ)比例配分となっている。

中間期の連結営業損益は1億8900万円の赤字。前年同期は2億1300万円 の黒字だったため、約3億円の悪化となる。家具需要の減少を受けて売上高が 同20%減の41億円に低下。経費削減に努めたが補えなかった。

同社取締役執行役員の小林要介・管理本部長は、下半期の経営課題につい て、「設計事務所やデザイン事務所などとの結び付きを強め、確実に受注を増 やして行きたい」と話した。上半期は受注案件数、受注規模が通常より小さか ったが、下半期で取り戻せるとしている。

カッシーナは現在の消費環境を「品質と価格が見合えば、顧客は良いもの を買う」と分析、あくまでも高級品に特化してブランドイメージを強調する考 え。08年12月期の業績予想は、連結売上高が前期比20%減の83億円、営業損 益が4億700万円の赤字。