米シティ:経営委員会廃止-会長のルービン氏は取締役留任へ(3)

米銀シティグループは25日、取締役会の経 営委員会を廃止すると発表した。同委員会会長のロバート・ルービン元米財務長 官(69)は上級顧問として取締役にとどまるという。

シティがウェブサイトで発表したところによると、同行は経営委員会の職務 を指名統治委員会に移す。同会委員長は米メディア大手タイムワーナーのリチャ ード・パーソンズ会長が務めている。

ルービン氏は財務長官を退任した3カ月後の1999年10月に、当時、最高経 営責任者(CEO)を務めていたサンフォード・ワイル名誉会長から経営委員会 会長に起用された。7人から成る経営委員会は取締役会の代行機関の役割を果た してきた。またルービン氏は昨年、チャールズ・プリンス前CEO辞任後に一時、 暫定会長を務めた。

ルービン氏は、スミス・アセット・マネジメントのウィリアム・スミス氏 などシティの株主から、サブプライムローン(信用力の低い個人向け住宅融資) 関連証券への投資を控えるようプリンス前CEOに助言できなかったにもかかわ らず、経営委員会会長就任後の約10年間で1億5000万ドル(約164億円)以上 の報酬を受け取ったと批判されていた。シティはサブプライムに絡んで過去3四 半期に約174億ドルの純損失を計上した。

シティは発表資料で経営委員会廃止について、取締役会は「委員会構成の 簡素化」に向けた措置を講じたと説明した。