人民元:4週間で最大の下落-中国当局が成長重視との見方で

中国の外国為替取引で、人民元はドルに対 し4週間で最大の下げとなった。北京五輪後の成長減速を回避するため中国当 局が為替相場安定を図るとの観測から売りが優勢になった。

人民元は25日、前週末比0.22%安。週間ベースで5月以来最大の上昇だ った先週から流れを変えた。先物取引は向こう1年の人民元上昇幅予想の縮小 を示唆している。

広東発展銀行の為替トレーダー、ホアン・イ氏(広州在勤)は「中国人民 銀行は五輪後の人民元相場を安定的に維持するだろう」として、当局が「景気 減速を回避するため元上昇ペースを鈍化させる」との見通しを示した。

中国外国為替取引システム(CFETS)によると、人民元は上海時間午 後5時30分(日本時間同6時30分)現在、1ドル=6.8481元。先週末は6.8333 元だった。人民銀はこの日の中心レートを前週末に比べ元安の6.8397元に設定 していた。