茂木金融相:小口投資家と高齢者を優遇、英ISA手本-税制改正要望

茂木敏充金融相は25日午後、外国特派 員協会で講演し、月内に取りまとめる予定の2009年度の税制改正要望につい て「小口投資家の拡大と高齢者の老後の安心のため投資優遇措置が柱にな る」と述べた。その際、英国で普及しているISA(個人貯蓄口座)を手本 とする考えを示した。

茂木金融相は、一定限度額までの証券投資にかかる配当やキャピタルゲ インを非課税とするISAを例に挙げて「こういったこともある程度念頭に 置きながら、小口投資家向けに毎年一定額までの上場株式や投資信託などに 対する投資の配当に対しても非課税化を検討する」と語った。

ただ、金融庁の佐藤隆文長官は25日夕の定例記者会見で、税制改正要望 に盛り込む証券優遇の税率や期間などは「最終的な詰めの段階にある」と述 べるにとどめ、具体的な内容についてはコメントを控えた。現在、証券税制 は09年から2年間の特例措置として、500万円以下の株式売却益と100万円 以下の配当に10%の軽減税率(本則20%)の適用が維持される。