中国人民元:対ドルで下落-北京五輪後の景気鈍化回避との観測

週明け25日の外国為替市場で、中国人民元 は下落。北京五輪後の景気鈍化を避けるため、中国政府が元相場の安定を模索 するとの思惑が背景にある。前週は週間ベースで5月23日以来の大幅な上昇を 記録したばかりだった。

中国外国為替取引システム(CFETS)によれば、人民元の対ドル相場 は上海時間午前9時48分(日本時間午前10時48分)現在、1ドル=6.8411元 と前週末の6.8333元に比べ0.11%下落。

広東発展銀行の為替トレーダー、ホアン・イ氏(広州在勤)は「中国人民 銀行は北京五輪後、元の安定を維持するだろう」と指摘。「景気鈍化を避けるた め、元高ペースを落としていく」との見通しを明らかにした。

中国政府はインフレ抑制よりも景気維持に力を入れるとの見方から、元の 対ドル相場は4週間連続で下落した後、前週は0.5%の上昇に転じていた。