山口の食品スーパー、丸久が52週高値-既存店販売伸び競合も穏やか

山口県中心に食品スーパー50店を展開する 丸久の株価が、主力の大証2部市場で4営業日続伸。一時前週末比8円(0.8%) 高の1057円と、22日に付けた52週高値に並んだ。地域密着型の食品スーパー として生鮮食料品に注力、既存店売上高は前年同月比プラスを維持している。 比較的競合が厳しくない地域にあり、今後も安定成長が可能とみられた。午前 終値は1円(0.1%)高の1050円。

丸久経営企画室の宇佐川浩之マネジャーによると、6-8月(第2四半期) の既存店売上高は、6月が前年同月比1.5%増、7月が同6%増。8月も堅調に 推移しているという。好調の背景について、会社側では「品質が良く、鮮度の 高い商品を安く仕入れ安く提供している。小売業の基本に忠実だから」と説明。 また、「ほかの地域に比べると、競合が激しくない」(同氏)点も挙げる。

山口県のスーパー事情

山口県の年間商品販売額(小売業)は約1兆5000億円(2007年速報ベース)。 うち600億円近くを丸久が占め、スーパー業態における県内シェアは約17%だ という。今年5月にはイオングループの食品スーパーが防府市内に新店を出店 したほか、6月には周南市にイオングループがディスカウント業態「ザ・ビッ グ」を開設、「周南エリアを中心にいくらか影響が出ているような状況」(宇 佐川氏)だ。

会社側の09年2月通期の連結業績予想は、売上高が前期比6%増の717億 円、営業利益が同3.8%増の36億円で、1株利益(EPS)が60円47銭。同 社株の浮動株比率は6.9%。従業員持ち株会や取引先などが保有する株式が多く、 外国人投資家(0.4%)や投資信託(ゼロ)の比率が低い。しかし8月以降、徐々 に出来高は増えており、この日午前は3月26日以来、5カ月ぶりの商いとなる 6200株の約定があった。

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