報国鉄株が売り気配、半導体産業減速で受注低調-通期業績予想を減額

ジャスダック市場上場で、鋳鋼品大手の新 報国製鉄株は売り気配値を切り下げている。精整鋼など原材料価格の高騰で採 算性が悪化、2008年12月期の連結純利益予想を従来計画から23%下方修正し たため、売りが優勢となった。

午前9時30分現在の気配値は、前週末比70円(12%)安の500円。3600 株の買い注文に対し、3万8000株の売り注文が入っている。取引開始直前はス トップ安(制限値幅いっぱいの下げ)に相当する470円で2万3000株の売り超 過となっていた。

報国鉄が22日の取引終了後に公表した業績予想修正によると、今通期の連 結純利益は前期比29%減の2億3000万円にとどまる見通しで、前回予想に比べ 7000万円の減額。想定より精整鋼価格が高く、コストダウンでは吸収できない。

6月中間連結決算は、売上高が前年同期比44%増の44億円、営業利益が同

2.5倍の5億8300万円で、液晶パネル製造装置用の部品などが伸びたが、「原 料高の影響で営業利益は6%程度下振れた」(経理担当の秋葉雅弘氏)という。 下半期は、売上高が前年同期比16%減の32億円、営業益が同27%減の2億7700 万円を想定。「半導体産業の停滞感が強まっており、半導体製造装置向けやシ リコンウエハー研磨機の部品需要が想定を下回っている」(同氏)ことが背景 のようだ。