ECBメルシュ氏:オペの担保規定変更へ-金融機関の乱用回避が目的

欧州中央銀行(ECB)の政策委員会メンバ ー、ルクセンブルク中央銀行のメルシュ総裁は、ECBが短期金融市場の流動性 を調節するオペのルール変更を向こう数週間以内に発表することを明らかにし た。金融機関によるオペの乱用リスク回避が目的という。

メルシュ総裁は米ワイオミング州ジャクソンホールで23日、インタビュー に応じ、「システムが乱用される危険性は依然としてあり得る」と述べ、ECB の政策委員会がこの問題について討議してきており、現行規則を「ある程度」修 正することで合意したと説明した。

ECBのオペの担保規定が英米の金融当局よりも緩やかな事情を利用し、金 融機関が信用市場の混乱で売却困難となった証券を担保として差し入れ、ECB からの資金供給に過度に依存する危険性を、同中銀は憂慮している。ユーロ圏で 営業する金融機関がECBのオペで利用できる担保には資産担保証券(ABS) が含まれる。

ただメルシュ総裁は、規則の改定について、「幅広い大改革」にはならない とも述べ、「ECBは現行枠に満足している」ものの、「市場慣行に沿って定期的 に微調整していく必要がある」と説明した。具体的には「幾らかの手段に関係し ている」とだけ語り、詳細の言及は避けた。

ジャクソンホールでは先週末、バーナンキ米連邦準備制度理事会(FRB) 議長含む主要中銀総裁らが1年前からの信用市場の混乱への対応方法について 話し合った。トリシェECB総裁は「市場は依然として調整のさなかにある」と 語った。

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