人民元:週ベースで5月来最大の上げ-貿易黒字抑制で元高進行の観測

今週の中国外国為替取引では、人民元がドルに 対し週間ベースで3カ月ぶりの大幅高となった。貿易黒字を抑制し、米国の制裁を 回避するため、中国当局が元高を目指すとの観測が広がった。

国際通貨基金(IMF)のジョン・リプスキー筆頭副専務理事は21日、米ワ イオミング州ジャクソンホールで、世界的な景気減速のなかで経済を運営する上で、 中国の為替制度は「一段の柔軟性」が必要だと指摘。人民元は先週まで4週連続で 下落していた。年初来では7%高と、上昇率は2007年通年を上回っている。

申銀万国研究所(上海)のエコノミスト、李慧勇氏は「人民元は北京五輪後に 上昇を再開するだろう」と予想。「巨額の貿易黒字が中・長期的な元高の最大の要 因だ」と説明した。

中国外国為替取引システム(CFETS)によると、人民元は上海時間午前5 時半(日本時間同6時半)現在、前週末比0.5%高の1ドル=6.8333元となってい る。前週末は6.8700元だった。週間ベースの上昇率は5月23日以来で最大。この 日は前日比では0.16%上昇した。

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