欧州電力市場:ヘッジファンド運用成績に明暗-石炭価格と天候変動で

欧州電力市場では、オランダのエナジー・ キャピタル・マネジメントとスウェーデンのノルディック・コモディティー・ ファンズが運用するヘッジファンドが好成績を上げている。欧州の電力価格は 7月、過去最高水準から最大17%下落した。

投資家向け書簡によると、エナジー・キャピタルのファンド「MMT」の 1-7月のリターン(投資収益率)は19.2%。ブルームバーグ・ニュースの調 査によると、MMTの運用成績は、欧州の電力・石炭・天然ガス・排出権市場 に投資するファンド11本のうち最高だった。一方、スウェーデンのアルファク ラフトの「アルファ・エナジー・ファンド」のウェブサイトによると、同ファ ンドの運用成績はマイナス17.9%と、11本のファンドのうち最低だった。

7月初旬以降、電力や関連する商品の価格が下落。ファンドにとって、株 式や債券への投資を上回るリターンにつながっていた4年間にわたる電力価格 の高騰が終息した。欧州電力市場に影響を及ぼす石炭価格は上期(1-6月) に2倍以上に上昇したが、7月に13%下落した。

ノルディック・コモディティー・ファンズのマネジングディレクター、フ レデリック・ボデッカー氏は「石炭価格や気候パターンが大きく変動したため、 相場動向を予測するのは困難だった」と述べた。同社の「ノルディック・パワ ー・ファンド」の1-7月の運用成績はプラス16.6%だった。

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