アジア太平洋地域の債券保有リスク、週間で上昇へ-資本調達懸念で

今週のクレジット・デフォルトスワップ(C DS)市場では、アジア太平洋地域の公社債の保証コストが週間ベースで6月以 降最大の上げとなりそうだ。金融機関は損失を補てんするだけの資本調達ができ ないとの懸念が広がっている。

モルガン・スタンレーによれば、マークイットiTraxx日本指数は週初 から12ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)上昇し142bp。ABNア ムロ・ホールディングによれば、同オーストラリア指数は今週16.5bp上げ159 bp。指数上昇は信用の質が劣化したとの認識を示す。

アジアの投資家は19日、フレディマック(連邦住宅貸付抵当公社)が発行 した債券の買い入れを減らした。米住宅ローンの延滞増加で、同社が一段の資金 調達を迫られるとの懸念が広がったためだ。民間資本が不足すれば、米政府がフ レディマックとファニーメイ(連邦住宅抵当金庫)の救済に動く可能性は強まる。

ABNアムロのクレジットトレーダー、マーク・マッカーシー(シドニー在 勤)は、「毎日オフィスに来て、目にするのはひどいニュースばかりだ」とした 上で、「企業の救済はさらに増えるだろう」と述べた。

CMAデータビジョンによれば、50の投資適格級発行体で構成するマーク イットiTraxxアジア(日本除く)指数は、21日のニューヨークでの取引 で159bp。週初からは15bp上昇となった。バークレイズによれば、22日の アジアでの取引では158bp。