来週のNY原油先物:上昇か、ドル軟化やガソリン在庫減少で-調査

来週のニューヨーク原油先物相場は上昇 しそうだ。ドル相場の軟化や米国とロシアの緊張の高まり、ガソリン在庫の減 少が原油相場の支持材料になるとみられている。

ブルームバーグ・ニュースがアナリストを対象に実施した調査では、回答 者29人中16人(55%)が、来週の原油相場は上昇するとの見通しを示した。 ほぼ変わらずとの見方を示したのは7人(24%)、下落予想は6人だった。前 回の調査では、回答者の63%が今週の原油相場の上昇を見込んでいた。

対ユーロのドル相場が過去11週間で最大の下落率を示したことから、エ ネルギーや金属先物は21日、上昇した。ドル相場の下落によりインフレヘッ ジ手段としての商品投資需要が拡大している。約2週間前にグルジアに侵攻し たロシアは、ポーランドが米ミサイル防衛(MD)施設の配備に関して米国と 合意したことに反発を強めている。

IAFアドバイザーズ(ヒューストン)のアナリスト、カイル・クーパー 氏は「ドル相場は調整局面に入っており、世界のさまざまな地域で緊張が高ま っている」と指摘。「相場は先月付けた過去最高値から30ドル以上下落して おり、反発するのは当然だ」との見方を示した。

米エネルギー省(DOE)の20日の発表によると、米国のガソリン在庫 は先週、620万バレル減の1億9660万バレルとなった。製油所の稼働率が低下 したことから、在庫は過去4週間で9.4%減少している。

ニューヨーク商業取引所(NYMEX)の原油先物相場10月限は今週に入 って7.24ドル(6.4%)下落し、1バレル当たり121.18ドルとなっている。 1983年の取引開始以来の最高値である147.27ドルに達した7月11日以降、 18%下げている。

原油相場がアナリストの予想通りの値動きを示したのは2004年4月の調 査開始以降、49%となっている。ブルームバーグは石油アナリストとトレーダ ーを対象に毎週木曜日に翌週の原油価格について、上昇、下落、ほぼ変わらず の見通しを問う調査を実施している。今回の調査結果は以下の通り。

                     上昇       下落     ほぼ変わらず(人)
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                      16         6        7

--With reporting by Grant Smith in London and Christian Schmollinger in Singapore. Editors: Bill Banker, Charles Siler

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