中国人民元:上昇、週間では5月以来の大幅高へ-元高進行の観測で

22日の中国外国為替取引では、人民元が ドルに対し上昇。このままいけば、週間ベースで3カ月ぶりの大幅高となりそ うだ。貿易黒字を抑制し、米国の制裁を回避するため、中国当局が元高を目指 すとの観測が広がった。

国際通貨基金(IMF)のジョン・リプスキー筆頭副専務理事は21日、 米ワイオミング州ジャクソンホールで、世界的な景気減速のなかで経済を運営 する上で、中国の為替制度は「一段の柔軟性」が必要だと指摘。人民元は先週 まで4週連続で下落していた。年初来では7%高と、上昇率は2007年通年を 上回っている。

申銀万国研究所(上海)のエコノミスト、李慧勇氏は「人民元は北京五輪 後に上昇を再開するだろう」と予想。「巨額の貿易黒字が中・長期的な元高の 最大の要因だ」と説明した。

中国外国為替取引システム(CFETS)によると、人民元は今週

0.62%上昇し、上海時間午前10時48分(日本時間同11時48分)現在は1 ドル=6.8277元で取引されている。前週遅くは6.8700元だった。週間ベー スの上昇率は5月23日以来で最大。前日比では0.22%高と、7月15日以来 の大幅高となっている。