岡三証の坂東氏:8月後半から9月は需給良好―現物債は売りにくい

岡三証券シニアエコノミストの坂東明継氏 は22日、ブルームバーグ テレビジョンとのインタビューで、債券相場の見通し や需給動向などについて、以下のようにコメントした。

需給環境について:

「8月後半から9月にかけては、好需給という経験則があり、少なくとも現 状では、現物債は売りにくい。今年もパターン的には良く似た動き。こうした季 節要因は年4回ほどある。今年は少し早めに出ている感じはするが、いつものパ ターンだと思う」

利回り低下余地について:

「2年債利回りは、日銀の金融政策を反映しやすいため、注目している。こ れまで各年限の銘柄は、いずれも2年債と一定のスプレッド(格差)を持って動 いている。10年債-2年債のスプレッドを見ると、昨年以降の下限が0.7%程度 で、それに接近していることは、高値警戒感が出やすい。2年債利回りがこれ以 上低下しないと、他の銘柄も利回りが低下しにくい状況になる。今週の白川方明 日銀総裁発言を受けて、日銀の動きは当面期待できないということであれば、利 回り低下には限界があるだろう」

きょうの相場見通しと予想レンジ:

「昨日の米国市場で債券相場が少し下げているし、週末でポジション(持ち 高)調整の動きが出る可能性がある。ポジション調整の売りが出れば、反落が予 想される。押し目買いも入ってきそうなので、それほど大幅な下値は考えなくて も良いと思う。きょうは新発10年債利回りで1.40%から1.44%程度、先物9月 物で137円60銭から138円00銭程度を想定している」

「海外市場の動きを朝方いったん反映した後は、きょうは材料不足で、日中 は株価の動きに左右されやすい。基本的には、ここ1-2週間は、市場に高値警 戒感が出ており、戻り売りが出てくるが、足元は需給が良いので、すぐに押し返 されている。高値圏でのもみ合いが続いているが、徐々に上値が重くなってくる と、きっかけがあれば利益確定売りが出やすい」

--共同取材:吉田尚史  Editor:Hidenori Yamanaka,Norihiko Kosaka

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