債券相場は軟調、米債安や高値警戒で売り先行-10年債は1.4%台前半

債券相場は軟調(利回りは上昇)。前日の米 国債相場が下落した地合いを引き継いでいるうえに、高値警戒感から売りが先 行している。先物中心限月は節目の138円を割り込んでいるほか、新発10年債 利回りは1.425%に上昇して始まった。

東京先物市場の中心限月9月物は前日比28銭安い137円75銭で寄り付い た。直後に35銭安の137円68銭まで下落した後は、徐々に下げ幅を縮小し、 いったんは137円90銭にやや戻した。その後は137円80銭台で推移している。 午前9時33分時点での9月物売買高は5434億円程度。

岡三証券経済調査部の坂東明継シニアエコノミストは、「昨日の米国市場で 債券相場が少し下げているし、週末でポジション(持ち高)調整の動きが出る 可能性がある。ポジション調整売りが出れば、反落が予想される」と指摘して いた。

現物債市場で新発10年物の295回債は、前日比1.5ベーシスポイント(bp) 高い1.425%で取引を開始。その後は1.43%で取引されている。

米国市場は株高・債券安

21日の米国債市場では、2年債相場が6営業日ぶりに下落。朝方発表され た週間の新規失業保険申請件数の減少に加え、政府による米住宅公社ファニー メイ(連邦住宅抵当金庫)とフレディマック(連邦住宅貸付抵当公社)の救済 観測が広がったことが背景。BGキャンター・マーケット・データによると、 2年債利回りは前日比6bp上昇し2.31%。10年債利回りは3bp上昇し3.83%。

一方、米株式市場では、ダウ工業株30種平均などが続伸。金融機関が評価 損を追加計上するとの懸念で金融株が下げた一方、エネルギー株が買いを集め た。S&P500種株価指数は前日比3.18ポイント(0.3%)上げて1277.72、ダ ウ平均は同12.78ドル(0.1%)高の11430.21ドルで終了。一方、ナスダック 総合指数は同8.70ポイント(0.4%)低い2380.38に下落した。

--共同取材:池田祐美、吉川淳子、吉田尚史 Editor:Hidenori Yamanaka,Norihiko Kosaka

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