米社債発行額28億ドルに縮小、スプレッド過去最大‐住宅公社危機響く

米国企業の社債発行額は今週、7週 間ぶりの低水準に鈍化した。また投資適格級社債に対し投資家が要求す る国債への金利上乗せ幅は過去最大になった。

今週の米企業の社債発行額は28億2000万ドル(約3100億円)と、 前週の160億ドルから大幅減少した。昨年同時期の発行額は280億ドル だった。化学大手3Mの社債発行額は8億5000万ドル。世界最大の農業 機械メーカー、ディーアは3億5000万ドル相当の社債を発行した。

米住宅金融投資会社のファニーメイ(連邦住宅抵当金庫)とフレデ ィマック(連邦住宅貸付抵当公社)に公的資金注入による政府救済が必 要になる可能性があるとの懸念が広がり、銀行各行が融資を抑制し企業 による借り入れコストが上昇したことも社債発行額縮小の一因とみられ る。社債のスプレッド(同年限の米国債に対する上乗せ金利)は今週、 平均で312ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)に上昇。これは 3月に米連邦準備制度理事会(FRB)が米銀大手JPモルガン・チェ ースによる証券大手ベアー・スターンズ買収を支援した後の3日間に付 けたこれまでの過去最高水準を上回った。